自律型人材育成|株式会社マネジメントバイフィロソフィア

わたしがサラリーマン時代、上司として心掛けていたこと

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【MBP】世界のMJ通信

【自律型で、生きていく】

<2026.5.6号 Vol.062>

※毎週水曜日11時に発行

 

わたしがサラリーマン時代、上司として心掛けていたこと

 

株式会社マネジメントバイフィロソフィア

 

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■<1>MJの近況

■<2>わたしがサラリーマン時代、上司として心掛けていたこと

■<3>編集後記&お知らせ

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■<1>MJの近況

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わたしは東京都中小企業診断士協会

城南支部にて、

「人材育成・組織開発研究会」の

代表を2025年より務めさせて

いただいております。

 

また、最近

中小企業診断士で著者仲間の方と

「ダブル書籍出版セミナー」を

共催しました。

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終了後の懇親会でのやり取りも含め、

そもそもの「部下育成」や

「マネジメント」に関する

ご相談、というか

お悩みを伺う機会が増えました。

 

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そこでよく耳にするのが

マネージャーとして

「あるある」の課題です

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・若手が自走しない

・指示待ちになってしまう

・主体的に動いてくれない

・1on1をやっても変わらない

・心理的安全性を重視すると甘くなる

・短期目線で中長期のことを考えてくれない

 

これはもう、業種や業態にかかわらず

すべての組織人にとって共通の

お悩みなのではないでしょうか?

 

わたし自身、当社を設立する前は

総合系コンサルティングファームの

プレイングマネージャーとして

 

・数字責任(重たい、かつ年々重くなる)

・新規事業立ち上げ(ゼロイチ)

・部下育成(人と人との営み)

を同時にすべて担っていました。

 

それこそ「マネジメントの本質」、

重要×緊急マトリクスの「第2領域」に

真剣に取り組まないと、

時間がいくらあっても足りないし、

何よりわたしがパンクしてしまいます。

 

マネージャーがパンクしてしまっては

本末転倒です。

 

当時のわたしは「上司」という役割も

担っていましたが、その前に

「家庭もあるひとりのにんげん」です。

 

そこで、今回の記事では、

当時のわたしが上司として

何を大事にしていたのかを

実体験ベースで書いてみたいと思います。

 

コンサルティングファームというと

少し特殊な状況に思われるかもしれませんが

 

====================

「組織の中における職業人、マネージャー」

としてどうあるべきか

====================

という観点では

普遍的なものがあると思います。

 

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■<2>わたしがサラリーマン時代、上司として心掛けていたこと

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当時、わたしがプレイングマネージャーの

上司として、また新規事業をゼロから

立ち上げるにあたり、部下に対して

決して譲らなかったものがあります。

 

それは

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・納期

・仕事の品質

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です。

 

「仕事」である以上、

そして仕事は誰かと誰かの

つながりのうえで成り立っている以上、

ここは譲りませんでした。

 

上記が叶わなかった場合、

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感情的に「詰める」のではなく

「なぜできなかったのか?」の事実を

確認するようにしていました

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これはすごく重要です。

上司が感情的になって詰めると、

部下は心を閉ざし、

「この人はこういう人だからあきらめよう」

となり、都合の悪い報告も

上がってこなくなります。

 

そして、

「自由」には「責任」が伴います。

 

「自律型人材育成」とは

好き勝手やることではありません。

 

================

・未知の状況で

・自ら考え

・自ら判断し

・自ら行動し

・その結果に責任を持つことです

================

 

これは、役割が上司であっても

部下であっても変わりません。

 

だからこそ、仕事そのものに求める

基準は厳しく向き合っていました。

 

===========

これを

ワークスタンダード

と言います

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一方、それと同じくらい重要視、

あるいは意識していたことがあります。

 

それは

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いじられる存在になること

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です。

 

これは意図をもって実施していました。

なぜなら、

 

================

上司や先輩というのは

「存在」そのものが怖いからです

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あなたも経験があるのではないでしょうか。

上司や先輩は基本的に仕事ができる。

※そうでない場合も多々ありますが

 

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だからこそ

「畏怖」や「恐怖」の対象にもなります

=================

 

まして当時のわたしは

数字責任(重たい)を負いながら

新規事業を立ち上げていましたので、

 

ピリつこうと思えば

いくらでもピリつける環境でした。

 

しかし、それをやると、

組織は止まります。

 

そうすると部下は

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・怒られないように動く

・失敗を隠す

・顔色をうかがう

・忖度する

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ようになります。

 

それでは

自律型人材は育ちません。

 

だからこそ

仕事には厳しく、

人間としては脇も甘い

1人の人間であることを、

 

すなわち弱さもみっともなさも包含した

1人の人間であることを

開示するようにしていました。

 

完璧な人など、この世に

誰一人として存在しません。

 

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それをわたしは

「自然体」と呼んでいます

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完璧な上司を演じない。

演じる必要もない。

 

むしろ

「この人も普通の人間なんだな」

と思ってもらう。

 

すると、部下は話しかけやすくなります。

相談もしやすくなる。

空気が循環し始める。

 

組織において、

この「空気感」は非常に重要です。

 

また、わたしは意思決定権も

かなり部下に渡していました。

 

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責任は上司であるわたしが取る

しかし、現場判断はできるだけ

現場に任せる

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そのほうが人は育つからです。

 

加えて、部下同士で

コミュニケーションが循環する状態を

強く意識していました。

 

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上司→部下の一本線ではなく

部下⇔部下の関係性をつくる

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そうすると、組織が

「縦の集団」から

「循環するチーム」になっていきます。

 

ちなみにわたしは1on1を

そこまで頻繁にはやっていませんでした。

 

もちろん目標設定面談など、

定期的な重要な面談は実施します。

 

ただ、形式的な1on1を増やすより

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日常の雑談

空気感

ちょっとした対話

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のほうがはるかに大事だと

考えていました。

 

人間関係というのは、

「制度」だけではつくられません。

 

「日々の空気」の積み重ねで

できていきます。

 

まして、最近は

「やらされ1on1」で、

 

上司も部下も、多くの組織人が

疲弊しています。

 

まさに

「誰が得するの?」状態です。

 

そして、当時のわたしが

一番大事にしていた信念があります。

 

それは

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上司と部下は

あくまで「役割」の違いに過ぎない

==================

ということです。

 

階層別組織である以上、

・上司は全体最適を見る

・部下はそれぞれの役割を担う

必要があります。

 

そうでなければ

組織である意味がありません。

 

一方で、上司と部下というのは

本質的には一時的に担っている

「役割」に過ぎません。

 

同じ時代を生き、同じ地平に立つ

一人ひとりの人間です。

 

だからこそ

上から押さえつけるのではなく

 

==================

せっかくのご縁で繋がった仲間なのだから

同じ時間を過ごすなら楽しくやろうよ♪

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ということを

常に心掛けていました。

 

ここ10年で「心理的安全性」という言葉も

よく聞かれるようになりました。

 

もちろん大事です。

ただし、本来の心理的安全性とは

単なる「ぬるさ」ではありません。

 

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厳しさと安心感

責任と自由

成果と幸せ

それらをどう統合するか

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それが真の心理的安全です。

 

ここにいわゆる「マネジメント」、

あるいは「マネージャー」の

本質があるのではないかと思います。

 

ちなみにわたしは

「管理」職という言葉が

好きではありません。

 

文脈上、用いなければならないときは

用いますが、

 

「管理」は「マネジメント」の

一部分であり、

===========

マネジメント=管理

ではないからです

===========

 

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■<3>編集後記&お知らせ

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当たり前の話ですが、

当時のわたしは完璧な上司では

ありません。

 

むしろ未熟でした。

失敗も沢山しました。

部下に迷惑をかけたことも、

人を傷つけたこともありました。

 

それでも、

今でも当時の部下たちと

つながり続けているのは、

 

「人として向き合おう」という姿勢は

あったからではないかと思います。

 

マネジメントとは

テクニックではありません。

 

人間が、人間と向き合う営みです。

 

だからこそ、最後に問われるのは

==================

「どんな人間で在ろうとしたか?」

==================

なのではないでしょうか。

 

というわけで、わたしも

サラリーマン時代、

プレイングマネージャーとして

日々胃を痛めながらも、

なんとか「前」に進もうとしていた、

 

そして、少なくともその前には

「自他の幸せ」があると信じて

進んでいたというお話をお届けしました。

 

追伸:

1年前に以下の内容でコラムを

お届けしておりました。

ご興味ある方はこちらもご覧ください。

 

【MBP】世界のMJ通信【自律型で、生きていく】

<2025.7.30号 Vol.022>

自律型人材育成を組織文化にするために、

経営者やリーダーに求められる「最も重要な要素」とは?

https://mbp-mj.jp/top-leader-1/

 

<2025.8.6号 Vol.023>

自律型人材育成を組織文化にするために、

経営者やリーダーに求められる「2番目に重要な要素」とは?

https://mbp-mj.jp/top-leader-2/

 

<2025.8.13号 Vol.024>

自律型人材育成を組織文化にするために、

経営者やリーダーに求められる「3番目に重要な要素」とは?

https://mbp-mj.jp/top-leader-3/

 

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