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【MBP】世界のMJ通信
【自律型で、生きていく】
<2025.6.4号 Vol.014>
今後も決してAIに代替されない
「研修講師のレベル別習熟度」とは?
株式会社マネジメントバイフィロソフィア
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■<1>MJの近況
■<2>今後も決してAIに代替されない
「研修講師のレベル別習熟度」とは?
■<3>編集後記&お知らせ
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■<1>MJの近況
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書籍の初校ゲラを受領。
当然〆切を設定されているので、
その3日間前に出版社に提出しました。
起業当初のモットー、めちゃくちゃ
大事にしていることは「神速の対応」です。
もちろん質を落とさず。
質を落とさないのは当たり前のことで、
神速対応を、今は心がけています。
一人(1社)だけではなく、
360度、全方位的にその対応が
できるよう心がけています。
起業1年目はそれでいきますし、
3年間はそれでいきたいと思っております。
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■<2>今後も決してAIに代替されない
「研修講師のレベル別習熟度」とは?
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本日のコラムの想定読者:
主対象:研修講師をはじめとする
「対人支援職」に従事する方
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周知のとおり?
MJ(わたしのことです)は
組織人事コンサルタントであり、
人材育成コンサルタントであり、
主にHR領域のソフト面、
すなわち研修講師、プロフェッショナル
アセッサー、組織開発ファシリテータ、
エグゼクティブコーチング、あるいは
これらを組み合わせたソリューションを
得意領域としています。
昨今、我々(HR領域)の業界では
「AIに職を奪われるのではないか?」の
議論が巷間賑わっているように思います。
個人的には、
「人にしかできない仕事は、
当然対人支援職にも必ず残る」と
確信しておりますが、
それでも二極化はするだろうなーと思っています。
また、わたしは上記で挙げた4つの領域、すなわち
・研修講師
・プロフェッショナルアセッサー
・組織開発ファシリテータ
・エグゼクティブコーチング のうち、
「組織開発ファシリテータ」が
最も難易度の高い領域であり、
かつAIには代替できない領域と
捉えています。
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ということもあり、当方は今年度
「組織開発ファシリテータ」を
養成するB2Cの講座を主催する予定です
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詳細は確定しましたらこちらでも
お知らせします。
そんなわけで、今回はMJが個人的に
整理した、「研修講師のレベル別習熟度」を
以下のとおりお伝えします。
現在、研修講師業務に従事されている方も
これから研修講師を目指そう!という方も
何かのご参考になれば幸いです。
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「研修講師」の5段階、レベル別習熟度
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■レベル1:準備型・実行力依存フェーズ(1年目~、登壇5本程度)
・先輩講師等の指導や助言のもと、研修時間の10倍以上の時間をかけて資料を作り込み、分単位でレッスンプランを練ることで、なんとか一人で登壇をやりきることができるレベル(半日研修をなんとかやりきるレベル)
・ファシリテーションというより「講義型」になりがちで、臨機応変な対応はまだ難しい
■レベル2:手応え獲得・初期拡張フェーズ(最短1年目~、登壇10本程度)
・受講者の反応を観察し、問いかけや小グループワークなどの「参加型設計」を部分的に取り入れ始めるレベル(1日研修をなんとかやりきるレベル)
・研修テーマと現場課題の関連づけにも挑戦するが、カリキュラム全体の設計力や対話力は発展途上
■レベル3:意味創出・対話駆動フェーズ(最短3年目~、登壇30本程度)
・単なる知識伝達にとどまらず、「問い」、「構造」、「場の空気感」を意図的に設計できるようになるレベル(1日研修を完遂できるレベル)
・現場の実情を踏まえた応用力も高まり、研修を通じて受講者の“意味変容”を促すことができる
■レベル4:体系連結・クライアント伴走フェーズ(最短5年目〜、登壇本数50本以上 ※単発研修だけでなくシリーズ型研修の経験あり)
・単発研修ではなく、研修を中核とした育成体系や変容プロセスの一部として位置づけ、クライアントと共に育成戦略を構想・提案・実行できるレベル
・汎用の研修コンテンツではなく、クライアント固有の課題に合わせた設計ができる
■レベル5:統合創発・社会構造反映フェーズ(最短7年目~、年間数十本ペースで継続的に活動)
・各種人材アセスメント、人材育成論、組織論などのHR領域を取り巻く理論に通底しており、日本社会や企業文化の実態も踏まえながら、クライアントの意向や「達成すべき理想状態」を精緻に深掘りして言語化できるレベル
・テキスト設計が完成した時点で、その研修の成功確率は8割以上に達する
・研修を通じて組織全体の価値観や行動様式に揺らぎを起こし、変容の契機を提供できる存在
以上が、MJが個人的に整理した
「研修講師のレベル別習熟度」です。
あくまで目安としてご参照ください。
はてさて、生成系AIの進化は
著しいですし、AGIも実装段階ですし、
そのうちASIも社会に実装されるかもです。
果たしてどこまで、「今」人間が担っている
仕事は代替されるでしょうか?
当方は、「レベル4以上」であれば
今後もしばらくAIに代替されることは
ないであろう、と踏んでいます。
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あなたはどのレベルに当てはまりますか?
ぜひチェックしてみてください!
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研修講師以外に、アセッサーと
コーチと組織開発ファシリテータと
組織人材マネジメントそのものも、
レベル5まで作成しました。
追ってそれらも公開していきたいと
思います。
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■<3>編集後記&お知らせ
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AIやツールに使われるのではなく
AIやツールを使いこなし、
そして明確に人間以上の深い知性を
携えるようになったら、
「競争」ではなく「共創」するステージを
目指していきたいですね。
はてさて、人類はいったいどこに向かうことやら。
今回は「研修講師編」をお届けしました。
次号は「コーチ編」を予定しています。
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