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【MBP】世界のMJ通信
【自律型で、生きていく】
<2025.9.24号 Vol.031>
※毎週水曜日11時に発行
【熱量高め】人材開発と組織開発は何が違うのか?
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■<1>MJの近況
■<2>【熱量高め】人材開発と組織開発は何が違うのか?
■<3>編集後記&お知らせ
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■<1>MJの近況
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先週はハードな1週間。
当社の提供プログラムの3本柱に
DIP(自律型人材育成)があります。
DIPは
Develop Individual Programの
頭文字をとったものです。
DIPの中にもいくつか
アプローチがあるのですが
中でも最も当社(わたし自身)の
負荷が高いプログラムです。
しかも今回は色々と未知の要素を
入れたので負荷も満載。
がしかし、一度経験したことは血肉になる。
当社としての経験資産をさらに
蓄積することができました。
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そして土曜日には現在開講中の
組織開発ファシリテータ養成コースの
第2回の講義を実施しました
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今回はそこで感じたことを
あえてストレートな言葉で
お伝えします。
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■<2>【熱量高め】人材開発と
組織開発は何が違うのか?
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本日のコラムの想定読者:
・当方の講座の受講生
・人材開発や組織開発に携わろうとするすべてのひと
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■「人材開発と組織開発は地続きである」
「組織開発」とは、会議室での
ファシリテーションや制度設計の
ことではありません。
それ以前に大前提となるのが、
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「誰の心にどうやって火を灯すのか」という
「自身のあり方(being)」です。
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■よくある誤解
第1回・第2回の講義を経て、
あらためて痛感しました。
多くの人が、こう考えてしまいがちです。
・人材開発=個人に向き合うもの
・組織開発=集団や仕組みに働きかけるもの
まるで別の領域のように切り離して捉える。
しかし、それは大きな誤解です。
■本質は「地続き」
わたしが伝えたいのは、
人材開発と組織開発は
切り離せないということ。
社長であろうと、管理職であろうと、若手であろうと、
結局「組織」というのは
名もなき抽象体ではなく、
一人ひとりの集合体です。
だからこそ、組織開発の出発点は、
必ず「個」との真摯な対話にあります。
一人の心に火を灯し、その火が隣に
燃え移り、やがて組織全体に広がっていく
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これこそが「組織が変わる」という現象の正体です。
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■ファシリテータに必要なのは「doing」より「being」
勘違いしてはいけないのが、
ファシリテータに求められるのは
「上手にワークショップを回す技術」や
「仕組みを導入する力」ではない
ということです。
もちろんdoingも大事ですが、
もっと大事なのが他ならぬ
自分自身が「どうあるか(being)」。
・あなた自身が、どれだけ真摯に一人ひとりと向き合えるか
・あなた自身が、どれだけ信頼を寄せられる存在であるか
・あなた自身が、「わたしは火を灯す媒介者である」と腹をくくっているか
これらがなければ、どれほど華麗に
ワークショップをデザインした
つもりになっても、組織は
本当の意味では動きません。
実際には、人も組織もなまものです。
きれいごとだけで進むはずはありません。
実際には、汚いこと、カオス、理不尽、
ジレンマ、対立と葛藤の連続です。
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そのときに、他ならぬ自身は
「ブレない自分であり続けることが
できるかどうか?」
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それが試され続けるのが
組織開発ファシリテータであり、
自分自身だけではなく他者も組織も
導くのが、自身の「あり方」、
すなわちbeingなのです。
■メッセージ
組織開発は壮大な仕組みの話ではなく、
人間の心と感情とWillの連鎖です。
人材開発と組織開発を切り離して
考えるのは、まるで心臓と血管を
別物と考えるようなもの。
一人の心に火を灯し、その火がやがて
組織を燃え立たせる。
ファシリテータの本当の役割は、
そのプロセスに寄り添い続けることです。
「言ってることとやってることが
違うじゃん」というのは、
すぐに他者は見抜きます。
そうなると組織開発は覚束ないどころか、
かえって信頼を崩壊させてしまう。
なので、言行一致と知行合一の結晶である
自身の「あり方(being)」を言語化する。
これが先にくるのです。
doing、すなわち知識やスキルとして
参考になる書籍は、わたしは
ある程度の量を紹介しました。
まずは自身のbeingを粗々でもいいので
言語化し、実際にファシリテーションの
場を設定して試してみてください。
試してみない限りは、成功も失敗も得られません。
そして成功からも失敗からも、
大きな学びと気づきを得られるはずです。
気づきとは「傷つき」のことです。
「あーこうすればよかったなー」とか
「何であのときあんなこと言って
しまったのだろう」とか、
大小さまざまな傷を得るでしょう。
その傷を癒してさらに自身が成長する
ために、参考書籍があるのです。
【脳】そのときにわたしがお伝えしたこと、
【体】実際にご自身で経験した痛み、
【心】他者との対話で得られた学びが、
循環して徐々に統合していく感覚を
味わえるのではないかと思います。
■問いかけ
今回書いたことは受講者向けだけではなく
組織開発や、現場で人と向き合う人なら
誰しもに関わることを書いたつもりです。
さて、質問です。
これを読んでいるあなたは
誰の心に火を灯したいですか?
そして、そのために自分はどんな
beingでありたいですか?
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■<3>編集後記&お知らせ
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何かに挑む覚悟なくして
どこに人生の意味があるのだ。
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先週も掲載した箱根のポーラ美術館での
ゴッホの言葉ですが、気に入ったので
もう1回掲載します。
わたしはいま、
「未知の道」を切り拓いています。
わたしが歩いたあとには
「道」ができます。
その「道」を歩こうとしている人たちの
ためにも、他ならぬわたし自身が
「未知の道」を切り拓く、という
挑戦を続ける必要があるのだと思います。
その先には、わたし自身が
「ある」と信じた世界が待っていると信じて。
・・・未知の状況が目の前にあると、
誰しも「この先どうなってしまうのか?」
「本当にこの道を歩み続けて
いいのだろうか?」と
不安になってしまいます。
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それでも歩き続ける。
たとえ人々が不安を抱えていようと、
自身が描いた明るい未来に向かって
人や組織を導く。
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それが組織開発ファシリテータの役割です。
ぜひ今抱えている不安と向き合いながら
まずは自身の「あり方(being)」の
言語化という未知の領域に
挑み続けてみてください。
それを実践し続けた人にしか
見えない世界があるはずです。
■わたしは何者なのか?
ぜひそれを言語化してみてください。
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言行一致の“あり方”が、
人と組織の未来を連れてくる。
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