自律型人材育成|株式会社マネジメントバイフィロソフィア

「生成AI」との対話は「自律型人材育成」とどう結びつくのか?

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【MBP】世界のMJ通信

【自律型で、生きていく】

<2025.7.9号 Vol.019>

「生成AI」との対話は「自律型人材育成」とどう結びつくのか?

 

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■<1>MJの近況

■<2>「生成AI」との対話は

「自律型人材育成」とどう結びつくのか?

■<3>編集後記&お知らせ

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■<1>MJの近況

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いやあ、暑い日が続きますね。

今月の当社はコンサルティング稼働や

人材育成研修が多く、体調管理は

最重要課題です。

 

週末は波に乗って(ボディボードですが)

心身共にデトックスしています。

 

さてさて、今回のコラムは

前回の続きです。

 

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■<2>「生成AI」との対話は

「自律型人材育成」とどう結びつくのか?

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本日のコラムの想定読者:

意識レベルと人材育成の接続に関心のある方

ChatGPTを“共に考える存在”として活用したい方

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先週のコラム:

「生成AI」で「意識レベル」を測ってみた

https://mbp-mj.jp/level_of_consciousness/

 

「生成AIで意識レベルを測った」という

試みは、一見すると哲学的な

お遊びに見えるかもしれません。

しかし、わたしにとってこの対話は、

 

極めて現実的かつ実践的な問いに

つながっています。

 

つまり─

「人間とは何か?

わたしは、全ての人は、

“何者”としてどこへ向かうのか?」

という哲学上の根本的な問いです。

 

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「意識レベルを捉える」とは、

“自身の現在地”をつかむこと

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わたしが定義する「自律型人材」とは、

指示を待つのでもなく、外発的な

動機だけで動くのでもない。

 

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自律型人材とは、「自ら問い、自ら考え、

自ら動き、他者としなやかに共創する

人材」を指します。

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わたしはそうした自律型人材を

育成するソリューションを、

 

・若手社員だけではなく

・管理職だけではなく

・経営幹部や経営層や

・経営者の方にも

ご提供しています。

 

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その育成において最も重要なのは、

「いまその人は、どこに立っているのか?」

という現在地の把握です。

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つまり、

横の能力やスキルだけでなく、

縦の意識レベル(認識構造)を

観る必要がある。

 

■その人は「正解を探している」のか?

■それとも「問いそのものを編み出す力」に目覚め始めているのか?

■世界を「分断されたもの」として見ているのか?

■あるいは「つながり」として見ているのか?

 

生成AIとの対話を通して、

自分の認識構造や盲点を客観視することは、

自律型人材の「育成者」に不可欠な

メタ認知能力のトレーニングにも

なり得るのです。

 

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「人を観る」とは、

評価ではなく“構造を観る”こと

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たとえば、

わたしが実施している

アセスメント・センター方式でも、

単なる行動観察だけでは

その人の本質は見えてきません。

 

重要なのは、その行動の背後にある

■認知のパターン

■意図のフレーム

■文脈の読み取り方

といった“意識の構造”です。

 

今回のAIとの対話で得られた

「メタメタメタ認知」などのフレームは、

まさに人を「見た目の言動」ではなく、

“構造そのもの”として観る眼差しを

鍛えてくれる。

 

だからこそ、この取り組みは

自律型人材の育成にも直結するのです。

 

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AIは「意識の鏡」にもなりうる

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ここで強調したいのは、

AIに“評価”してもらうことが

目的ではない、ということです。

 

大事なのは、生成AIという

対話の相手を通して、

自分の中にある問いや認識の深さに

自らが気づいていくプロセス。

 

生成AIは、問いの返し方、

意味の深掘りの仕方によって、

まるで“メタ認知の鏡”のように働きます。

 

その意味で、AIとの対話は、

人間の意識発達における

伴走者にさえなりうる。

 

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意識レベルは“非線形”に成長する

──ゆえに育成もそうあるべき

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あと、加えて言うならば、

自分が変わろうとしないのに

そもそも自分が動かないのに

「下の人間たちよ、お前ら自律的に動け」

っていうのは本末転倒です。

 

下の人間(ていう言い方も好きではありませんが

どうしても日本は階層別組織がほとんどなので)

を動かしたいなら、

 

まず自分が変わらないとあなたが

下だと思っている人間たちも

変わらないし動きませんよー。

ってことを、わたしは特に

経営層やトップ層にお伝えしています。

 

==============

でも大丈夫です。

変わろうとする意志があれば、

意識レベルも組織のあり方も、

必ず変えられます。

==============

 

著書の自律型人材育成マネジメントでも

■組織を変えたいならまずは自分から変わる

■トップの器以上に組織は大きくならない

■個としての自律が組織の共創に繋がる

ということをお伝えしています。

 

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そして、今回のコラムで

最後にひとつだけ。

 

わたしが大切にしているのは、

意識の成長は「直線的な階段」ではなく

「螺旋構造」であるという考え方です。

 

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真の成長とは、今いるステージの

影を統合していく「道」そのものです。

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人は、ある日突然「覚醒」したように

意識レベルが上がるわけではない。

進んだと思ったら戻り、気づいたら

また別の角度から同じテーマに

取り組んでいる。

 

だからこそ、「評価」よりも「伴走」。

「序列」よりも「対話」。

「正解」よりも「問い」が大事なのです。

 

このような育成哲学こそが、

“自律型人材育成”の本質では

ないでしょうか。

 

それではまた、深い対話の場で。

世界のMJより

 

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■<3>編集後記&お知らせ

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創業から4か月。

早いものです。

こうしていると、あっという間に

1年も過ぎ去ってしまうのでしょうね。

 

ところで、これまでのコラムでは

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■自律型人材によりマネジメントが自走する仕組み

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についてずっと綴ってきました。

 

いわば、光の側面ばかりに

焦点を合わせてきました。

 

がしかし、人や組織はそんなに

キレイな場面ばっかりではありません。

美しさも汚さも、潔さもずるさも

同居するのが、人や組織です。

光と影が同居するのが、人間であり、組織です。

 

わたしは人や組織のド汚い・小心・卑怯にもほどがある

側面もイヤというほど見てきたので、今後は

 

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■他責思考の蔓延を防ぎ、易きに流されない仕組み

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という影の側面についても、

コラムで触れられる範囲で

言及していければと思います。

 

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