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【MBP】世界のMJ通信
【自律型で、生きていく】
<2025.6.25号 Vol.017>
他ならぬ自分自身が変容の源であり続ける
「組織開発ファシリテータの
レベル別習熟度」と実践講座のご案内
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■<1>MJの近況
■<2>他ならぬ自分自身が変容の源であり続ける
「組織開発ファシリテータのレベル別習熟度」と
実践講座のご案内
■<3>編集後記&お知らせ
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■<1>MJの近況
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先日、地元湘南藤沢の起業仲間の方が
主催している会のセミナーに参加しました。
一言で言うと、そこで登壇された
経営者ご夫妻の、リーダーとしての
「あり方」がしびれましたね。
まさにわたし自身が目指している
「あり方」もそこにあり!って感じでした。
貴重なご縁と機会をいただいた
地元湘南藤沢の起業仲間のIさんには
心より御礼申し上げます。
やっぱり江ノ島にはいい風が吹いています♪
さて、今回のコラムは
人材育成コンサルタントシリーズ最終回。
組織開発ファシリテータのレベル別習熟度です。
AIやら何やらかんやらで、界隈が
わちゃわちゃする中、わたしは
★と◎をしっかりやっておけば、
間違いなくこの領域(組織開発
ファシリテーション)の仕事は
AIに奪われず、人にしかなし得ない
状態が続くであろうと確信しています。
一方、これまでの時代どおりに
●にしかフォーカスしていないと、
あっという間にAIやら何やらかんやらに
淘汰されるか飲み込まれると思っています。
唯一無二の正解なんか、どこにも
●にもない時代ですからね。
あるとすれば、それはあなたの
★の中にあります。
そして◎は、正解ではなく
「正解にする力」です。
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■<2>他ならぬ自分自身が変容の源であり続ける
「組織開発ファシリテータのレベル別習熟度」
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本日のコラムの想定読者:
今を生きるすべての方
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「組織開発ファシリテータ」とは何か?
組織開発ファシリテータとは、
人と組織がよりよく働き、
共に成長していくための
“場”や“対話”をつくる専門家です。
組織の中には、日々の忙しさの中で
見過ごされがちな「本音」、「違和感」、
「もやもや」、「遠慮」、「ズレ」など、
言葉になっていないことが
たくさんあります。
組織開発ファシリテータは、
そうした声にならない声をすくい上げ、
対話を通じて“見える化”し、整理し、
つなぎ直す役割を担います。
たとえば
・部門間のギスギスやすれ違いを解きほぐす
・チームメンバーが互いの違いを認め合い、
共通の目的に向かえるようにする
・経営層と現場の間の温度差や
認識ギャップを埋める
・ビジョンや戦略を、現場の言葉で
“自分ごと”に変えていく
・M&A後の融合に向けて、
価値観や文化の違いを乗り越える
そんなふうに、組織の目に見えない部分に
働きかけ、変化の土壌をつくるのが、
組織開発ファシリテータの仕事です。
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コンサルタントや講師と違って、
「答えを与える人」ではありません。
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また、コーチのように
「一人ひとりの内面」だけに焦点を
当てるわけでもありません。
“人と人”、“人と組織”のあいだに立ち、
対話の流れを生み出し、場を整え、
組織が自ら変わっていけるように
支援する存在。
それが、組織開発ファシリテータです。
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「組織開発ファシリテータ」の5段階
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■レベル1:手法習得・形式依存フェーズ
・組織開発ファシリテーション講座等を受講し、「ワールドカフェ」、「フューチャーサーチ」、「AI(Appreciative Inquiry)」などの各種手法を知っているレベル
・場づくりの準備や進行はできるが、ファシリテーションの“奥行き”や「問いの構造性」までは意識が及ばず、進行マニュアルに依存しがち
■レベル2:問い設計・関係促進フェーズ
・単なる形式的ファシリテーションを超えて、対象となる組織課題や関係性の“質”を踏まえた「問い」の設計と場づくりができるようになるレベル
・参加者間の心理的安全や対話の流れに意識が向き、個々の声を丁寧に拾い、共通項や新たな視点を“翻訳”しながら関係性の促進に貢献できる
■レベル3:構造編集・意味創出フェーズ
・組織の対話構造・権力構造・認識構造を俯瞰的に捉え、その構造そのものに介入する力を持つレベル
・場の流れを読み取り、リアルタイムで問いを差し替え、アジェンダそのものを再構成する柔軟性と創造性が発揮される
・対話を通じて、組織内に眠っていた「集合的な意味」や「願い」が立ち現れるようなファシリテーションができる
■レベル4:文脈生成・変容設計フェーズ
・組織の歴史・構造・文化的文脈・経営戦略などを統合的に把握しながら、ODの介入全体をプロジェクトとしてデザインできるレベル
・単発の場にとどまらず、「問い・対話・実践・フィードバック」の循環プロセスを設計し、意図的に変容を促す仕掛けを組み込める
・ステークホルダーの利害や力学を調停し、全体の文脈を生成・接続する存在として、クライアントと並走する
■レベル5:共振創発・場の化身フェーズ
・ファシリテータ自身が“問いそのもの”となり、変容の触媒ではなく“変容そのもの”として機能する、手法や構造を超越して存在そのものが“場”をつくるレベル
・自我と他者、組織と環境、現在と未来の境界を超えて、“いまここ”に潜む文脈そのものを読み解き、問いを媒介にして集合的創造が自然発生的に起きる空間を立ち上げられる
・場は、つくるものではなく「共に現れるもの」として扱われ、その場に立ち会った誰もが「何かが変わった」と言語化できぬ変容を体験する
以上が、MJが個人的に整理した
「アセッサーのレベル別習熟度」です。
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あなたはどのレベルに当てはまりますか?
ぜひチェックしてみてください!
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これまでにいわゆる
「組織開発ファシリテーション」や
チームビルディングの経験がある方、
ぜひ以下の問いに向き合ってみてください:
■自分は場を回していただけではないか?
■対話の本質に触れた経験が今まであるか?
■この激動の時代に、“対話のちから”で
組織を変えられる人間でありたいか?
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■<3>編集後記&お知らせ
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先週もお伝えしましたが、
このたびスモールB2B、B2C向けに
「組織開発ファシリテータ養成コース」を
開催することになりました。
参加資格は以下のとおりです:
■東京都中小企業診断士協会の会員
■企業にお勤めのマネージャー層
■他士業、民間コンサルタント 等
本講座の特徴は以下のとおりです:
■各種人材アセスメントに関する特別な
トレーニングを受けた実践経験の豊富な
専門家がすべての講義を担当します
■【延べ100社 約7000人以上】
講師は様々な業界における全階層の
ビジネスパーソンの能力開発に携わる
現役の組織人事コンサルタントです
■講座は全4回、9月と10月の
隔週土曜、9時~12時に実施予定、
仕事に支障なく参加可能です
(事前・事後の課題あり)
■受講者限定の秘密のフェイスブック
グループにご招待、講師も含めて
交流を図れます(期間中は質問無制限)
■事前の課題図書あり
(申し込み後にご案内します)
これからも続く混迷の時代にあって、
人と組織を明るい未来に導く
卓越した組織開発ファシリテータの
役割は、ますます求められます。
本質的な「人を観る」、「人を活かす」、
「人の心に火をつける」力を身につけ、
VUCA時代や生成AI全盛期でも
活躍し続ける組織人事コンサルタントが
人や組織を明るい未来に導き、
日本社会や日本企業に希望をもたらすことが
できるよう、長く続く講座にします。
どうぞよろしくお願いいたします。
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冒頭の「MJ近況」の記号ネタ
(●、★、◎)のネタばらし
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以下のとおりです:
●:脳、思考力、考え方
★:心、対人力、あり方
◎:体、実行力、生き方
※「脳・心・体」のフレームについて
詳しくは、当社の無料講座や書籍でもご紹介しています。
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